ガラス探検隊

つららグラス

現在開催中の催事に出品されている「つららグラス」をご紹介します。
北海道studioΠの上杉高雅さんの作品です。
工房の軒先に出来た氷柱をサークル状に雪の中に立て、それを型にして中にガラスを吹き込んで作ります。
つららは当然0℃以下、吹きガラスの溶けたガラスは1000℃を越えているため、温度差により深い貫入が入ります。
それを焼き戻してグラスの形に成形しますが、つららの跡は残ってグラス表面のゆらいだ表情になるのです。
つららの型はガラスを吹き込んだ瞬間に溶けてしまうので、二つと同じものが作れません。

雪国ならではの製作工程ですね。
そして、このグラスには小さなカードが付いていて制作した日とその日の気温が記されています。
つららグラス、ぜひ手に取ってご覧ください。

WEBショップの実店舗イベント
第23回ガラスのお店「マーブル・イン・ザ・ポケット」

2016年4月2日(土)-10日(日)
13:00-19:00
狩野グラススタジオ 2F
〒106-0046東京都港区元麻布2-5-17
TEL.050-3724-5899