ガラス探検隊

ガラス工芸学会@サントリー美術館


本日はガラス工芸学会の行事でサントリー美術館で開かれている「あこがれのヴェネチアン・グラス展」に行ってまいりました。
ガラス工芸学会の計らいで、見学前に今回の展覧会をキューレーションした学芸員の土田ルリ子さんによる見どころの解説付き。
サントリー美術館は収蔵品3000点の内ガラスが1000点をしめていて、年に1回はガラスの展覧会を開くそうです。

楽しみにしていた現代作家コーナーの江波冨士子さんの作品も素晴らしいものでした。
写真は図録に掲載されているその作品群!「雨のち虹」というタイトルで、小さいグラスがたくさん並び、手前のモノトーンから奥へ向かって虹色に~。
図録の上に乗っているのは数年前に青山のギャラリーカラニスの展覧会の時私が購入したものですが、この時よりモザイクガラスのムッリーネの柄が一層精緻に進化していてステキ!

大きさは展覧会の半券からご想像できますでしょうか?

この半券のグラスはレースガラス、多数展覧会では展示されておりました。
現代作家ではアキノヨーコさんが良く使われるテクニックです。

あこがれのヴェネチアン・グラス-時を超え、海を越えて
2011年8月10日(水)-10月10日(月)
10:00-18:00(金・土20:00まで/火曜日休館)
サントリー美術館
〒107-8643東京都港区赤坂9-7-4 六本木・ミッドタウン ガレリア3階
TEL.03-3479-8600
http://suntory.jp/SMA

トンボ玉の田上さんグループ展

7月中はガラスの展覧会目白押しでご紹介がしきれない状態でしたが、8月に入るとめっきり展覧会情報が届きません…

8月8日は旧暦で「立秋」…つまりこの日から「立冬」までが「秋」だそうで、世間ではすでに秋に向けての準備…

ガラスは一年中使っていただいてよいのですが、近年ではなんだか夏の風物詩的な扱いですね。

江戸時代にはガラス自体が珍しい素材だった為、季節を問わず、かんざしや櫛に使われていたようです。

ちょっとガラスの味方をするばかりに愚痴っぽくなりましたが、トンボ玉作家の田上さんからグループ展のご案内が来ましたのでご紹介いたします。

吹きガラスの作家さんとのグループ展のようで、すでに会期は始まっていますが来週の日曜日までですので、まだまだ大丈夫です。

関西圏の方、ぜひお運びください。

田上目惠美子 佐野猛 佐野曜子 コラボ展
2011年8月6日(土)-21日(日)
11:00-20:00
glass art shop TOR DECO
〒650-0004神戸市中央区中山手通2-4-12
TEL.078-322-0468
http://tor-deco.shop-pro.jp/

宮本洋平くん展覧会

宮本洋平くんから暑中お見舞いの一言が添えられて展覧会の案内が届きました。

彼は、グラスアートクラスから東京ガラス工芸研究所に進み、本格的にガラスに取り組み、制作活動をしています。

DMの写真、左のオブジェが作品です。

キルンワークと言って鋳造の技法で制作されています。

彼が教室に通っていたころからすでに10年以上たちました・・・がんばってガラスを続けているのですね。

ガラス3人展
2011年8月20日(土)-28日(日)
11:00-18:00
CAPARISON CO.,Ltd
〒248-0056東京都三鷹市下連雀2-12-29
TEL.0422-48-2677

サントリー美術館でガラスの展覧会

サントリー美術館でまもなくガラスの展覧会が開かれます。

ガラスの起源はメソポタミア時代と言われ、鋳造のガラス技法が最初でした。

その後、吹きガラスが発明され、ガラスは飛躍的に発展します。

サントリー美術館で行われる今回の展覧会はこのころのイタリアで制作された作品から、海を渡り日本にもたらされ、日本のガラス産業の開花に至るものまでと現代作家の作品が並びます。

ちなみに私の好きな江波冨士子さんも出品されるようです。

江波さんは小さなグラスの中にムッリーネというモザイクガラスの技法を詰め込んだ素敵な作品を作られる方です。

こちらは現代作家の方なのでチャンスがあればどこかで展覧会があれば入手可能ですよ。

あこがれのヴェネチアン・グラス-時を超え、海を越えて
2011年8月10日(水)-10月10日(月)
10:00-18:00(金・土20:00まで/火曜日休館)
サントリー美術館
〒107-8643東京都港区赤坂9-7-4 六本木・ミッドタウン ガレリア3階
TEL.03-3479-8600
http://suntory.jp/SMA

真夏の夜の夢展

鍛金作家の関井一夫さんからDMが届きました。

ガラスの展覧会情報のブログなのにどうして鍛金なの?と思われるかもしれませんが、最近の関井さん、万華鏡を制作したり、今回はどうやら「硝子器」の出品があるようです。

他にももちろんガラス作家の方々の出品もあり、金属から日本画までいろいろなマテリアルのアートが楽しめそうです。

「真夏の夜の夢」展-彼女たちの眠りと夢-
2011年8月1日(月)-10日(水)
12:00-19:00(最終日16:00/日曜日休廊)
ギャラリー田中
〒104-0061東京都中央区銀座7-2-22同和ビル1F
TEL.03-3289-2495
http://www3.ocn.ne.jp/~g.tanaka/

広沢葉子さん個展

山梨に工房をかまえる広沢葉子さん、「山梨も暑いです・・・」と一言書かれています。

というか、吹きガラスの工房は半端じゃない暑さですからね。

広沢さん、最近はお茶道具を作られているようで、今回の出品も壺やゴブレットのほか茶道具中心だそうです。

茶道をたしなまれる方必見ですね。

広沢葉子 ガラス展
2011年8月4日(木)-10日(水)
10:00-20:00(最終日16:00)
池袋東武6F 1番地 工芸サロン
〒171-8512東京都豊島区西池袋1-1-25
TEL.03-3981-2211
http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/index.html

塩谷直美さん工房作品展

「暑い中ガラス吹いてます」と一言添えられて、塩谷さんからDMが届きました。

茨城に素敵な工房をご夫婦で運営する鵜沢&塩谷さん、今回はご夫婦そろっての工房展です。

鵜沢ガラス工房のHPではガラスのある素敵な暮らしが紹介されています。

皆様もガラスのある素敵な暮らしを是非!

鵜沢ガラス工房 作品展
鵜沢文明と塩谷直美の仕事

2011年8月3日(水)-9日(火)
10:00-20:00(最終日17:00)
松屋銀座7階 遊びのギャラリー
東京都中央区銀座3-6-1
TEL.03-3567-1211
http://uzawaglass.web.fc2.com/

伊藤愛香さん個展

今週はもう7月の最終週…夏も半分過ぎたということでしょうか。

いつも展覧会のご案内をいただくグラスホッパーギャラリーでは週末からエナメル絵付けの作家さんの展覧会があるようです。

DMの写真でもわかると思いますが、まるで押し花が入っているかのような写実的な描画です。

この素敵な朝顔のほかに、どんなお花を描いていらっしゃるのでしょうか?

夏のお花をガラスの器で楽しむのも良いですね~。

伊藤愛香ガラス展-unsophisticated-
2011年7月30日(土)-8月6日(土)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラりー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

サハラガラスの村山耕二さん個展

このブログでは何回もご紹介している村山耕二さん、仙台で吹きガラスの工房を持つ作家さんです。

今回の震災でかなりの影響を受けましたが、なんとか復活!晴れて東京赤坂で個展です。

何と言っても見どころは、サハラ砂漠の砂を熔かして作ったグリーンの「サハラガラス」ですね。

最近は仙台のご当地プロジェクトも手掛け、仙台の川砂を熔かして作った「仙台ガラス」もプロデュースしています。

いずれも大地を融かすという仕事、ぜひご覧ください。

砂の雫 村山耕二ガラス展
2011年7月23日(土)-30日(土)
11:00-19:00
赤坂遊ギャラリー
〒100-0014東京都千代田区永田町2-14-3赤坂東急プラザ2F
TEL.03-3595-7111
http://www.akasakayugallery.com/

四方木綿子さん展覧会

絵画の静物画のような構図のDMをいただきました。

お会いしたことはありませんが、吹きガラスの作家さんですね。

「閉じる作業、開ける作業、詰め込む作業。日常生活のちょっとした作業が楽しみに変わる、そんなガラス達を感じて頂けると幸いです。」と、書かれています。

日常の生活に作家もののガラス器を取り入れてぜひとも生活を豊かにして頂きたいですね。

マーブル・イン・ザ・ポケットにも日々の暮らしを豊かにしてくれるガラス作家作品がたくさんありますので、是非のぞいてみてくださいね。

四方木綿子 ガラス展
close+open+pack
2011年7月22日(金)-8月1日(月)
12:00-19:00(最終日17:00)
ギャラリー五峯
〒167-0022東京都杉並区下井草2-40-16
TEL.03-3395-9956