ガラス探検隊

パート・ド・ヴェールの樋口主明・真一ご夫妻個展

2月になりましたねっ。

春に向かっていく季節は寒いながらもなんだか心がウキウキしますな。

今日もガラスの展覧会のご紹介ですが、先日ご紹介したのは若手鋳造ガラスの作家さん達。
本日は同じ鋳造ガラス技法の大御所中の大御所、樋口ご夫妻の展覧会です。

ガラスの起源である鋳造技法はメソポタミア時代からと言われており、吹きガラスが発明されると衰退しますが、アールヌーヴォー時代にフランスで再現され、脚光を浴び「パート・ド・ヴェール」という名が付きました。
その後、産業革命と共にこの手間のかかる技法はまた衰退し、各工房が制作工程の技術を門外不出としていた為にまったく作り方がわからなくなってしまいました。

それを、現代になって作り方を研究される方が出てきて、今またこの技法で制作する作家が増えてきています。
樋口ご夫妻も、その制作工程の研究を積み重ねてこられた方のお一人です。

DMの写真からもわかると思いますが、非常に写実的&緻密なお仕事ぶりです。

樋口主明・真一 パート・ド・ヴェール小品展
2011年2月5日(土)―27日(日)
11:00-19:00(最終日17:00/2月20日全館休業
グラスヒュッテ銀座
〒104-0061東京都中央区銀座5-1銀座ファイブ2F
TEL.03-3569-2611
http://www.glashutte-ginza.com/