ガラス探検隊

藤田恵美さん個展

色のセンスといい、緻密さといい、相変わらず丁寧なキルンワークの仕事ぶり。
今回はブローチやペンダントなど身に着けるガラス達です。
会場はアンティークなビルの中に小さなギャラリーがいくつか入っているところ、お天気良い日にぶらりとギャラリーめぐりも楽しいですね。

藤田恵美 たのしいかたち
2013年5月22日(水)-29日(水)
12:30-19:00(最終日17:00)
エクリュ+エイチエム
〒104-0061東京都中央区銀座1-9-8奥野ビル4F
TEL.03-3561-8121
http://www.ecruplushm.com

ガラスのリング帯留とループ付三分紐

ず~と考えていた企画、念願かなってやっとできあがりました。
ループ付三分紐、ガラスの帯留を自分で取り替えられます。
ガラスの帯留は透明と不透明がありますので、付け替えることで袷の時期から薄物時期までオールシーズン使えます。
三分紐は色指定して糸染めからオーダーし、伊賀組紐の老舗、藤岡組紐店さんが大変締め心地の良い紐を手組で組んでくださいました。
しかも長尺に組まれており、房が付いているので、ループの部分で紐どうしを連結すると通常の帯締めとして使えるのです。

紐の色は上から納戸色・代赭色・濃色・木賊色・深川鼠・銀鼠・乳白の7色展開 ¥17,850
ガラスのリング帯留は透明・不透明50色以上の中からオーダ制作いたします ¥5,250
※三分紐は糸染めからオーダーで手組の為、制作に3~4か月かかります。

お問い合わせ・ご注文は、マーブル・イン・ザ・ポケットのお問い合わせページよりどうぞ。
また、5月24日(金)11:00~18:00に東京恵比寿で開かれる展示会で受注会いたします。
実際にサンプルがご覧いただけますので、ご希望の方にご案内さしあげます、こちらもお問い合わせください。

田子美紀さん個展

プリティ&キュートな田子さんの作品、吹きガラスやサンドブラスト、フュージングなど、いくつかのガラス技法を複合的に取り入れて、 独自の世界観を作り出しています。
今回は細かいモザイクが使われているようです。
おやつにこんなかわいいお皿でスイーツ頂いたなら、幸せ気分になりますね。

Glass Garden 田子美紀 ガラス展
2013年5月17日(金)-23日(木)
11:00-20:00(最終日19:00)
恵比寿三越1階 クロスイーギャラリー
TEL.03-5423-1183

高橋禎彦さん木の作家さんと2人展

高橋禎彦さんが木の作家さんとコラボで展覧会です。
いつもながら薄く吹かれたきれいなフォルムのガラスですね。
木の作家さんは器からファニチャーまで展示されるそうです。
お家の中が楽しくなるもの探しに行きましょうっ。

高橋禎彦・羽生野亜 展
2013年5月16日(木)-26日(日)
11:00-19:00(22日水曜日定休日)
Japanese Tableware WASALABY
〒152-0035東京都目黒区自由が丘2-9-19コリーヌ自由が丘
TEL.03-3717-9191
http://www.wasalaby.com

前田恵里さん日本で初個展

東京ガラス工芸研究所出身の前田恵里さん、フランスでもガラスを勉強され、今はヨーロッパを中心に活躍中です。
今回は日本での初個展だそうです。
技法はロストワックスの鋳造ガラスです。
仕上げにも手をかけた作品のようですね。

前田恵里ガラス展
2013年5月18日(土)-22日(水)
11:00-18:00
Art & Crafts Gallery 日向堂
〒152-0035東京都文京区関口1-30-9
http://www.hinatado.com

辻野剛さん個展

スタジオfrescoの辻野剛さんが個展です。
シンプルなフォルムなのに個性が出ていて使いやすそうな器たちです。
辻野さん、イタリア人マエストロからヴェネチアングラスの技法を学ばれたとか…
先日のガラスの寺子屋のレポートでも書きましたが、「技術技巧に裏付けされたシンプルなものに感動する」と言うのはこんなことなのかな…と思います。
展覧会場のギャラリーもお家のようなほっこりかわいいスペースです、是非お出かけください。

fresco+
2013年5月16日(木)-22日(水)
12:00-19:00(最終日17:00)
ギャラリー+クックラボ como
〒107-0062東京都港区南青山4-7-7
TEL.03-3470-0019
http://www.comocomo.net

流氷硝子館「初夏の大北海道展」出展

会期始まってからのご紹介になってしまいましたが、連休中是非お出かけください。
北海道網走の流氷硝子館、軍司くんからお葉書が届きました。
工房流氷硝子館を立ち上げてもう4年目を迎えるそうです。
オホーツクの自然の中で一点一点心を込めて制作されたガラス作品をご覧いただけます。
なんだかまだ肌寒い日が続いていますが、そろそろ初夏の準備を進めたいですね。

初夏の大北海道展
2013年5月2日(木)-8日(水)
10:00-20:00
東武百貨店池袋店8F催事場(1~3番地)
東京都豊島区西池袋1-1-25
TEL.03-3981-2211

小池志麻さん個展

鋳造ガラスの小池志麻さんが個展です。
近年取り組んでいるシリーズがさらに複雑な造形になっています。
鋳造ガラスに詳しくない方にはわかりにくいと思いますが、この5体の着ぐるみたちは連結した状態で鋳型になった場合、天地逆になり足の裏からガラスを鋳造することになります。
そして、細い腕にきれいにガラスを鋳込むのは技術と経験値のなせる業なのです。

小池志麻展 merry-go-round
2013年5月9日(木)-19日(日)
11:00-19:00(土日17:00まで)
画廊くにまつ青山
〒107-0062東京都港区南青山2-10-14
TEL.03-3470-5200
www.g-kunimatsu.com

ガラスの寺子屋第3回報告

昨日は「ガラスの寺子屋」第3回でした。
講師は華道家の上野雄次さん。
15時スタートの講座なのに会場にいらっしゃったのは午前10時、車に満載の花材と共に登場、しかも作品を積載したこんな車で…

早々に会場に花を活けてくださり、空間がすでに上野さんのオーラで包まれます。

この講座、ガラスでどうやって食べていくかを学ぶ講座なんですが、講義ののっけから「花で感動させることではなかなか食えない。自分が本当にやりたい事はなかなか評価されにくい。どんなものが売れるの解らない…僕が食えてないから。」とのご発言。
まあ、2回までの講師は使う側、売る側でしたので今回は使う側と言っても同じ作り手でもあるので少し視点が違いました。

今回は講評を希望されている受講者の皆さんの作品を最初からテーブルに出して、それを例にとりながら、質問や意見を受けながらの進行。
まずは華道における造形のお話で、「花活けにとって花瓶も作品の一部、全体で一つの造形を成すのでそこが駄目だと命取り。」「空間を支配することも考えるので場所により花器は考える。」と、花器は責任重大なわけですね。
そして植物の造形を見て人は何に対して感じているかを紐解いてくださいました。
それは「重力とのせめぎ合い」に対してで、一本の木が大きく広がる枝葉を支えるすごさ、活けた花の不安定ぎりぎりの緊張感に感動するのだと…

爪先立ちでバレエも例にとり、重力とせめぎ合って踊ってくださいました。

「一般の人には不安定なものは怖いのでは?」との質問には、「誰の何処に石を投げるのかという事。」と、つまりは前回の柳田さんのマーケティングと同じことで、一般の方がた向けのものなのか、華道家向けのものなのか考えて制作しなければいけないという事ですね。
講義は作品の講評を交えながら、どんな形が活けやすいのか、透明なガラスに活ける場合の活け方などお話しいただき、基本花がまっすぐ立てばよいので、誰でも活けられる理想的な形は一輪挿しであるとのこと。

その他にも技術技巧に裏付けされたシンプルなものに感動することや、華道家として活けにくそうな器だと「やってやるぞっ!」と受けて立ちたくなるお話などなど…
最後は作品を持ち寄った希望者何人かの器に実際に花を活ける実演へ。

写真は五十嵐智一さんの掛け花に活けたところ。
また、「重力との呼応」を活ける場面では会場全員ドキドキハラハラの場面もあり、最初から最後までテンション高いまんまなんと1時間40分オーバーの講座でした。

ガラスの寺子屋次回は6月30日(日) 講師は現代アートのギャラリー東京画廊オーナー 山本豊津さん
お申込みお問い合わせは、井上さんブログからどうぞ

上杉高雅さん地元札幌での初個展

最近モザイクガラスに挑戦している上杉さん。
その他にも和室に似合うように自ら調色した藍色の「すくもガラス」の作品も並ぶとのこと。
「復興、再興、生きる、生きぬく、日本の新しい動脈を願い、もくもくつくる」がコンセプトだそうです。
なんだかやる気満々が感じられます。

上杉高雅ガラス展~FRAGJLE~
2013年4月27日(金)-5月6日(日)
11:00-18:00(最終日17:00)
大通りビッセ 3F・4F
北海道札幌市中央区大通西3丁目 北洋大通りセンター
www.odori-bisse.com