ガラス探検隊

辻野剛さん個展

スタジオfrescoの辻野剛さんが個展です。
シンプルなフォルムなのに個性が出ていて使いやすそうな器たちです。
辻野さん、イタリア人マエストロからヴェネチアングラスの技法を学ばれたとか…
先日のガラスの寺子屋のレポートでも書きましたが、「技術技巧に裏付けされたシンプルなものに感動する」と言うのはこんなことなのかな…と思います。
展覧会場のギャラリーもお家のようなほっこりかわいいスペースです、是非お出かけください。

fresco+
2013年5月16日(木)-22日(水)
12:00-19:00(最終日17:00)
ギャラリー+クックラボ como
〒107-0062東京都港区南青山4-7-7
TEL.03-3470-0019
http://www.comocomo.net

流氷硝子館「初夏の大北海道展」出展

会期始まってからのご紹介になってしまいましたが、連休中是非お出かけください。
北海道網走の流氷硝子館、軍司くんからお葉書が届きました。
工房流氷硝子館を立ち上げてもう4年目を迎えるそうです。
オホーツクの自然の中で一点一点心を込めて制作されたガラス作品をご覧いただけます。
なんだかまだ肌寒い日が続いていますが、そろそろ初夏の準備を進めたいですね。

初夏の大北海道展
2013年5月2日(木)-8日(水)
10:00-20:00
東武百貨店池袋店8F催事場(1~3番地)
東京都豊島区西池袋1-1-25
TEL.03-3981-2211

小池志麻さん個展

鋳造ガラスの小池志麻さんが個展です。
近年取り組んでいるシリーズがさらに複雑な造形になっています。
鋳造ガラスに詳しくない方にはわかりにくいと思いますが、この5体の着ぐるみたちは連結した状態で鋳型になった場合、天地逆になり足の裏からガラスを鋳造することになります。
そして、細い腕にきれいにガラスを鋳込むのは技術と経験値のなせる業なのです。

小池志麻展 merry-go-round
2013年5月9日(木)-19日(日)
11:00-19:00(土日17:00まで)
画廊くにまつ青山
〒107-0062東京都港区南青山2-10-14
TEL.03-3470-5200
www.g-kunimatsu.com

ガラスの寺子屋第3回報告

昨日は「ガラスの寺子屋」第3回でした。
講師は華道家の上野雄次さん。
15時スタートの講座なのに会場にいらっしゃったのは午前10時、車に満載の花材と共に登場、しかも作品を積載したこんな車で…

早々に会場に花を活けてくださり、空間がすでに上野さんのオーラで包まれます。

この講座、ガラスでどうやって食べていくかを学ぶ講座なんですが、講義ののっけから「花で感動させることではなかなか食えない。自分が本当にやりたい事はなかなか評価されにくい。どんなものが売れるの解らない…僕が食えてないから。」とのご発言。
まあ、2回までの講師は使う側、売る側でしたので今回は使う側と言っても同じ作り手でもあるので少し視点が違いました。

今回は講評を希望されている受講者の皆さんの作品を最初からテーブルに出して、それを例にとりながら、質問や意見を受けながらの進行。
まずは華道における造形のお話で、「花活けにとって花瓶も作品の一部、全体で一つの造形を成すのでそこが駄目だと命取り。」「空間を支配することも考えるので場所により花器は考える。」と、花器は責任重大なわけですね。
そして植物の造形を見て人は何に対して感じているかを紐解いてくださいました。
それは「重力とのせめぎ合い」に対してで、一本の木が大きく広がる枝葉を支えるすごさ、活けた花の不安定ぎりぎりの緊張感に感動するのだと…

爪先立ちでバレエも例にとり、重力とせめぎ合って踊ってくださいました。

「一般の人には不安定なものは怖いのでは?」との質問には、「誰の何処に石を投げるのかという事。」と、つまりは前回の柳田さんのマーケティングと同じことで、一般の方がた向けのものなのか、華道家向けのものなのか考えて制作しなければいけないという事ですね。
講義は作品の講評を交えながら、どんな形が活けやすいのか、透明なガラスに活ける場合の活け方などお話しいただき、基本花がまっすぐ立てばよいので、誰でも活けられる理想的な形は一輪挿しであるとのこと。

その他にも技術技巧に裏付けされたシンプルなものに感動することや、華道家として活けにくそうな器だと「やってやるぞっ!」と受けて立ちたくなるお話などなど…
最後は作品を持ち寄った希望者何人かの器に実際に花を活ける実演へ。

写真は五十嵐智一さんの掛け花に活けたところ。
また、「重力との呼応」を活ける場面では会場全員ドキドキハラハラの場面もあり、最初から最後までテンション高いまんまなんと1時間40分オーバーの講座でした。

ガラスの寺子屋次回は6月30日(日) 講師は現代アートのギャラリー東京画廊オーナー 山本豊津さん
お申込みお問い合わせは、井上さんブログからどうぞ

上杉高雅さん地元札幌での初個展

最近モザイクガラスに挑戦している上杉さん。
その他にも和室に似合うように自ら調色した藍色の「すくもガラス」の作品も並ぶとのこと。
「復興、再興、生きる、生きぬく、日本の新しい動脈を願い、もくもくつくる」がコンセプトだそうです。
なんだかやる気満々が感じられます。

上杉高雅ガラス展~FRAGJLE~
2013年4月27日(金)-5月6日(日)
11:00-18:00(最終日17:00)
大通りビッセ 3F・4F
北海道札幌市中央区大通西3丁目 北洋大通りセンター
www.odori-bisse.com

東敬恭さん個展

東敬恭さんが個展です。
ガラスという素材と向き合って20年だそうです。
会場はカフェのある素敵なギャラリー、ゆったり時間を過ごしながら東さんの20年間を眺めたいですね。

東敬恭 ガラス展
2013年4月27日(土)-5月19日(日)
11:00-17:00(火・水定休日)
galleryサラ
〒520-0503滋賀県大津市北比良1043-40
TEL.077-532-9020
http://www.eonet.ne.jp/~utsuwa-sala/

稲山貴栄さんガラスのアクセサリー展

酸素バーナーの作家さんですね。
ペンダントトップでしょうか中にお花が咲いています。
胸元に付けたらキラキラきれいでしょうね~。

稲山貴栄 ガラスアクセサリー展
2013年4月24日(水)―30日(火)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

黒川大介さん2人展

黒川大介さんがうつわの二人展です。
ほっこりとした器と雑貨の品ぞろえのお店での展示です。
日々使うガラスを探しにお出かけください。

鈴木努×黒川大介 ガラスのうつわ二人展
2013年4月19日(金)-5月2日(木)
12:00-19:00(火曜定休)
神楽坂 暮らす。
東京都新宿区矢来朝68アーバンステージ矢来101
TEL.03-3235-7758
http://www.room-j.jp/

田上惠美子さんグループ展

田上さんからお葉書頂きました。
本日からのグループ展です。
田上さんは繊細な蜻蛉玉を制作されています。
玉を作った後にひと手間も二手間もかけて仕上げられた作品ですね。
一緒に展示されるガラス作家の方々も、コアガラスやパート・ド・ヴェールのとても繊細なお仕事をされる方々のようです。
きっと作品達が共鳴し合う事でしょう。

田上惠美子・宮下僚子・森岡知香 ガラス展
2013年4月17日(水)-30日(火)
10:00-20:00(最終日17:00)
大丸心斎橋店 南館8階現代陶芸サロン桃青
〒542-8501大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
TEL.06-6271-1231
www.daimaru.co.jp

一ノ宮千佳さん個展

会期が始まってからのご紹介になってしまいました…
一ノ宮千佳さんが、お花屋さんで展覧会です。
花と植物のための器だそうです。
最近デパートや駅地下に、通りすがりにちょっと買いたくなるかわいいブーケを売っている花屋さんをよく見かけます。
そんなブーケを活けたらいいガラスの花瓶が欲しいですね~。

一ノ宮千佳 硝子展
花と植物のための器

2013年4月13日(土)-21日(日)
12:00-19:00(最終日17:00/18日木曜日休み)
東の風(はるのかぜ)
〒167-0042東京都杉並区西荻窪北4-35-5
TEL.03-3397-1781