先週の土曜日、ガラスの寺子屋が開催されました。
前回からワークショップ型の3回連続講座で、今回は写真の撮り方とDMのデザインについて。
講師は写真家の馬場道浩さんとアートディレクターの鈴木通直さん。
会場は馬場さんの写真スタジオでの開催でした。
まずは馬場さんからご自分の作品写真を見せていただいた後、実際に皆さんが持ち寄った作品を撮ってみる実演。
同じ作品でアングルを変えずにライティングを変えるだけで全然違う写真になることを教わりました。
デジカメでの撮影なので、すぐにPCの画面でチェックができるので、参加者の皆さんからはライティングを変えてシャッターを押すたび「ほ~っ。」「おおっ~!」とか声が上がっていましたから、かなり学びが大きかった事がうかがわれます。
そのほかにも作品を置くベースが白か黒かでこんなに違うとか、光沢があるのとないのとで写り方が違うとか、映り込みを利用してシャープに見せたりする技を教わりました。
そして、プロのスタジオの機材があれば容易にできるけど、自分の家で撮影することも考慮に入れてくださり、スタジオを出て自然光の入る廊下での撮影もしてくださいました。
自然光を利用し、背景の風景を映り込ませて雰囲気のある写真を撮ったり、窓にトレッシングペーパーを貼って、スタジオ撮影のような効果の出し方を教わりました。
後半の時間は鈴木さんからデザインについての講義。
皆さんが持ち寄った過去の展覧会のDMを見ながら、良い点改良すべき点を学びました。
また、DMは展覧会に足を運んでもらうための集客のツールですので、実際の作品よりDMのほうが素敵に見えるぐらいの意気込みで制作すべきとのこと。
展覧会が終わっても壁にず~と貼っておきたくなるようなレベルでないとと。
ほかにも文字について情報量を整理する事、タイポグラフィの重要性、紙質について。
そのほか、ハガキにこだわらない形状で、DMをもらった人に印象強く与える方法など学びました。
そして、普段鈴木さんの仕事は広告主のクライアントがいますのでかなりの制約の中でのデザインですが、ガラス作家の皆さんはご本人が広告主ですから制約がありません。
会場となるギャラリーの意見に負けずに、自分がいいと思う写真の撮り方やデザインをしていくべきとのご指導でした。
次回はホームページの作り方。
WEBを好む、好まざるにかかわらず、現在ではWEBからの情報が主導権を持っています。
きちんと知識を持っておくことが大切です。
お問い合わせ、お申し込みは井上典子さんまで⇒http://inoten.exblog.jp/
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