森田加代さんと安藤ひかりさんの展覧会の案内が届きました。
今回は茶道がテーマらしく、水差しがDMになっています。
会期中、お茶会も催されるようです。
ところで、右の写真の安藤さんの作品は鋳造技法である、パート・ド・ヴェールで制作されています。
ガラス好きの方はご存知かもしれませんが、粘土で原型を作り、石膏で型を取り、型にガラスを詰めて窯に入れて鋳造する方法。
工程だけでもかなり手間ひまかかり、めんどくさい技法です。
なのに!安藤さんの作品はいつも原型の段階でかなり細かくめんどくさい事をしています。
写真の横にうねうね出ている筋、これは粘土で細い紐を作り(小さい頃粘土板で粘土を転がしひも状にして「ヘビ!」とか言っていたヤツです)、貼り付けていって作っているのです。
しかも、紐一本一本色分けしてガラスを詰めているのには参ります。
詳しい作り方はほるぷ出版から出ている奥野実果著「キルンワーク」P.94~に、でっかいひまわりの作品を作る工程が出ています。
わが家にも10年ぐらい前の作品が1点あって、眺めるたびに「細け~っ!」と思ってしまう。
森田加代・安藤ひかり ガラス作品展
2009年5月23日(土)-31日(日)
11:30-18:00(最終日16:00)
無門庵ギャラリー
〒190-0022立川市錦町1-24-26
TEL.042-529-2323
http://www.mumon.gr.jp
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