ガラス探検隊

ガラスと金属の展覧会

ガラス作家の安達寿英さんと金属作家の伊志良杏子さんの2人展です。
これはカワイイもの好きにはたまらないかもしれません。
DMハガキの反対側にはスプーンや箸置きかな?と、チーズドームでしょうか?
とにかくカワイイテーブルウエアの写真が載っています。

ガラスと金属 二人展
2013年9月28日(土)-10月5日(土)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

堀越順子さん万華鏡展に出品

万華鏡作家の堀越順子さんが出展する展覧会です。
堀越さんはグラスアートクラス出身で、鋳造ガラスで万華鏡を制作しています。
昨日から開催ですが、堀越さんは23日まで会場にいらっしゃるそうです。
万華鏡、のぞいているとはまりますよね…
ワークショップもある催事のようですので要チェックです。

万華鏡展-光の幻想-
2013年9月19日(木)-29日(日)
10:00-19:30
Bunkamura Gallery
〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1(東急本店横)
TEL.03-3477-9174
http://www.bunkamura.co.jp

ガラスの寺子屋第6回報告


台風で大変だった3連休の最終日、ガラスの寺子屋第6回が開催されました。

雨上がりの午後、会場で椅子など準備していると「トントンっ」と扉をノックする音が…
扉を開けて見るとそこには今回の講師、江波冨士子さんが深々と頭を下げて「本日はよろしくお願いいたします。」と立っておられました。

宜しくお願いするのはこちらなのですが、何と丁寧な方~という第一印象。

今回はガラス作家としてしっかり活動されている方からお話を聞こうという事で、私も大ファンの江波冨士子さんでした。
そして、プロジェクターとスクリーン持参してくださり作品のスライドを見ながらの講義でした。

(このスライド8か月もかかって作ってくださったそうです。)

高校生の頃に出会った陶芸家の先生との出会いから、ガラスへと素材を変えるきっかけ、独立して工房設立し、現在に至るまでをお話しいただきました。
江波さん高校生の頃、陶芸の先生に弟子入りを考えていたところ、先生から美大への選択もある事を進められ、多摩美術大学へ。

多摩美在籍中にバーティル・バリーンの作品に衝撃を受けガラスへと素材を変えていきます。

その後、富山ガラス造形研究所へ、卒業後就職した会社がすぐにつぶれてしまったので思い切ってアメリカへ渡り、チャダムグラスカンパニーに入り修行するという、折に触れ刺激を受けるたび、かなり自分の気持ちに正直に歩む道を選択されて来たようです。

スライドでは道を歩んでいく節々で影響された言葉だけのスライドもたくさん登場する構成。
それは本の中からも、直接言われたことも含めで、私もハッとさせられる言葉ばかりでした。

今の江波さんのスッキリシンプルなフォルムに影響を与えたのはこの寺子屋主催の井上さんの「かたちよ、かたち」という言葉だったようです。

この誰かに言われたり、本の中から影響を受けた言葉をちゃんと受け止めて自分の中で咀嚼し、実際の作品に反映していったことで、江波さんの作品は進化し、展覧会出品のお声がかかったり、懐石料理の菊の井からの器の注文を受けたりと活動が活発になっていきます。

この菊の井の器、「胡麻豆腐用」との注文に答えるのにも、菊の井主人から胡麻豆腐の大きさと余白の空間のお話を聞き、サンプルを10点作ったそうです。
(料理と器の空間の話は、ガラスの寺子屋第1回でも出ましたね)

この時制作したのはムリーニの技法、プレゼンで決まった器を170個制作したため、腕がかなり上がったそうです。

ちなみにこの時、色について井上さんに相談したら「胡麻豆腐ならきなりよ!」の一言に素直に従ってすんなり仕事が決まったそうです。

人の意見を尊重して作品に活かす、大事です。

そしてそれがまたまたサントリー美術館出品へとつながって行きました。
2011年に開催された「あこがれのヴェネチアン・グラス時を超え、海を越えて」は見に行った後、私もこのブログでこの展覧会を紹介しています。

ヴェネチアングラスも良かったんですけど、ヴェネチアングラスに影響を受けた現代作家コーナーの江波さんの作品「雨のち虹」に感動したからです。
http://marblepocket.com/blog/index.php?/archives/449-unknown.html

江波さんの制作はスケッチする事から始まり、パーツを何ピース作るのか計算し、材料の準備をしてなるべく無駄の無いようにしているそうです。
それは工房から出るゴミや使うエネルギーのことも考えているからです。

彼女の使っているムリーニというモザイク技法、大雑把な性格では出来ないな~と思っていたら、やっぱり丁寧で緻密な性格の方でした。

質問コーナーでも一人一人に納得するまで丁寧に答えていただき素晴らしかったです。

そして、たくさんあった影響を与えた言葉の締めくくり、ガラスをやってこられたのはパートナーの小西潮さんの「ガラスを吹いて、世界に行こう」でした。
小西さんとはアメリカ修行時代のチャダムグラスカンパニーの兄弟子妹弟子の関係だったという事。

私の見解では小西さんが早くに江波さんの才能に気が付いてサポートしている感じ…

人とのつながりを大切にし、頂いた言葉を作品に活かし、丁寧な仕事が次への活動を広げる。
ガラスで食べていくための姿勢を学びました。

次回ガラスの寺子屋は10月14日(月)体育の日、講師はサントリー美術館学芸員土田ルリ子さん
お申込みお問い合わせは井上典子さんブログから⇒http://inoten.exblog.jp/18521075/

小曽川瑠那さん展覧会

今年何回目の展覧会でしょうか!
活発な活動をされていますね~。
以前にも作品をご紹介していますが、このガラスの花びらはげずり出して制作されています。
今回の展覧会DMには美術評論家の武田厚さんからも言葉寄せられており、実力派新世代のガラス作家です。

「現代ガラスの新世代」シリーズ
第10回展「小曽川瑠那-儚さの美意識から」

2013年9月27日(金)-10月5日(土)
11:00-18:00(最終日17:00/日曜休廊)
ギャラリー銀座アルトン
中央区銀座7-4-14HBC GINZAビル3F
TEL.03-3569-2321
http://www.ginza-artone.com

海藤博さん個展

吹きガラス作家の海藤さんが個展です。
DM写真は雲みたいな形の蓋物でしょうか?
てっぺんにぽちっとなんだかカワイイものがついています。
普段使いの器のほかに物語を器の中に紡ぎだすことをテーマにした作品が並ぶようです。

海藤博 ガラス作品展
2013年9月18日(水)-24日(火)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

八木重導さんグループ展

トンボ玉作家の八木重導さんがお仲間とグループ展です。
小さな世界にそれぞれの個性がありますね。
会場もガラスの専門店のようですね。

八木重導とガラス仲間達展~永遠のガラス~
2013年9月21日(土)-28日(土)
10:00-18:00(最終日17:00)
手作りガラスびいどろ家
名古屋市中区正木4-8-7れんが橋ビルB1
TEL.052-671-2250

行ってきました田上惠美子さん個展へ

先日このブログでご紹介した田上惠美子さんの個展へ行ってきました。
なんと美しい玉たちがたくさん並んでおりました。
田上さんはこのブログをご覧いただいていて、コメントをくださったりで会話はしていたものの、ご本人にお会いするのは初めて。
気さくな感じで、笑顔が素敵な方でした。
本日まで在廊されているそうなので、逢いたい方は是非今日に。

私はこんな素敵な玉を1つゲット!
即お持ち帰りさせて頂けたので、本日軸を付けてかんざしに仕立てるつもりです。
和のテイストの素敵な蜻蛉玉たちなのできものにとても合いますね。
帯留も展示されていましたよ。

AKIZUHA 蜻蛉羽展 田上惠美子
2013年9月4日(水)-10日(火)
10:00-18:00(最終日17:00)
GLASS GALLERY KARANIS
〒107-0062東京都港区南青山5-3-10 FROM 1st 2F
TEL.03-3406-1440
http://www.czj.jp/karanis/

五十嵐智一さん代官山で個展

吹きガラスの五十嵐智一さんが個展です。
吹きガラスといっても、窯を使ったキルンワークも併用して、ここのところ不思議なテクスチャーを生み出されています。
今回も表面に独特の表現が…
なにやらガラスと鉄の関係を探るそうです。

五十嵐智一GLASS展
2013年9月5日(木)-11日(水)
12:00-19:00(最終日17:00)
ギャラリー空箱(ソラノハコ)
〒150-0021東京都渋谷区恵比寿西2-11-7
TEL.03-5489-8882
http://www.soranohaco.com/

早川和明さん個展

ガラスの中に宇宙を閉じ込めたような玉が並んでいます~。
DMの写真では大きさがわかりませんが、バーナーの作家さんのようなのでたぶん手のひらサイズ。
手のひらにのる自分の宇宙を探しに行きましょう。

早川和明 ガラス展 Equal
2013年9月7日(土)-14日(土)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

田上惠美子さん東京で個展

田上さん、いつも展覧会のたびにご案内くださいますが、東京以外での展示ばかりでした。
今回は東京で、しかもガラス専門のギャラリーで。
展覧会のタイトルは「あきづは」、蜻蛉の古名「あきつ」ですね、雅です。
田上さん源氏物語になぞらえた蜻蛉玉のシリーズも制作されていて、和の世界のテイストです。
帯留も出品されるようなので、きもの好きの方もぜひお運びください。

AKIZUHA 蜻蛉羽展 田上惠美子
2013年9月4日(水)-10日(火)
10:00-18:00(最終日17:00)
GLASS GALLERY KARANIS
〒107-0062東京都港区南青山5-3-10 FROM 1st 2F
TEL.03-3406-1440
http://www.czj.jp/karanis/