ガラス探検隊

ガラスの寺子屋第17回報告

昨日は久しぶりのガラスの寺子屋第17回目の開催でした。
主宰の井上さんも病み上がりなのに相変わらず辛口のご意見を挟まれながらの進行でした。

今回は築地にある株式会社山口陶器店代表取締役山口司さんの講義。

レストランやホテルに業務用の器を納めている会社ですが、いわゆる業務用のカタログに載っているような器や合羽橋で大量に売っている器ではなく、開店するお店のコンセプトに合わせて器を提案し、制作も含め料理に合わせたコーディ―ネートまで一歩踏み込んだお仕事内容とのことでした。

大手町のホテルアマン東京や虎門のアンダーズ東京などホテル内のレストランやバーはもちろんのこと、客室内のアメニティ(急須や茶碗、グラスなど)に関しても深くかかわったプロジェクトのお話や日本を感じる詫び寂びの感覚が外資系に好まれるなど、食の世界の今の動向をわかり易くご講義いただきました。

そして参考になるようにとたくさん器をお持ちくださり組み合わせで活きる方法もご教授いただきました。
器一つで勝負するか、テーブルの上の一つのパーツとして活かされるのか、道がいくつかあることを学びました。

後半はガラスの寺子屋恒例の講評会。
いろいろなコンセプトのお仕事をこなされただけあって、バッサリいかずこの場合はこういう使い方、金額的にその金額ならもう少し大きくしてこの金額で売る、これは面白いからもっと可能性を広げて、この形はもう少し浅いと使いやすいなど料理との関係、こだわりの料理人の考えそうなヒントをたくさんいただきました。

次回は10月を予定しています。
詳しくは蘇生した井上典子さんのブログとFacebookで。
https://www.facebook.com/Glassnoterakoya?ref=profile
http://inoten.exblog.jp/

 

田上惠美子さん奈良で個展

美しい玉を創り出している田上さんが奈良で個展です。
バーナーワークで制作した玉に後加工でひと手間も二手間もかけて制作された作品は、今回の展覧会ではアクセサリーになって展示されます。
玉への想いと同じくアクセサリーパーツも美意識高い完成度だと思われます。
ちょっと遠いので伺えないのが残念ですが、関西方面在住の方は是非お出かけください。

田上惠美子 ガラス展 ~すきとおるいのち~
2015年9月2日(水)-8日(火)
11:00-17:00(最終日16:00)
ギャラリーきのわ
〒631-0034奈良県奈良市学園南1-7-6
TEL.0742-46-0824
www.g-kinowa.com

代官山グラスウィーク詳細情報

先日ご紹介しました代官山グラスウィークのギャラリーRでの展覧会詳細情報を皆川禎子さんからいただきました。
キルンワーク、積層研磨、バーナーワークと異なる技法の4人の作家さんたちのグループ展です。
奥野美果さんと神田正之さんはキルンワークのオブジェ、小島有香子さんは積層研磨のオブジェ、皆川禎子さんはバーナーワークで虫を作られています。
「日本のガラス展」の会場になるヒルサイドテラスからちょっと離れた場所ですが、タイトル通りお散歩がてらお出かけください。

ちょっと歩いてガラス散歩
2015年9月1日(火)-6日(日)
11:00-19:00
ぎゃらりーR 代官山
〒150-0034東京都渋谷区代官山町9-1
TEL.03-6455-3411
www.gallery-r-daikanyama.com

代官山グラスウィーク

日本ガラス工芸協会(通称ガラキョウ)が主催する年に一度のガラスの祭典、日本のガラス展が代官山で今年も開催されます。
ガラキョウの会員は83名、会員以外の公募作品35名の作品が並ぶほか、有志の作家メンバーによるグループ展やワークショップ、作品販売のアーティストショップなどヒルサイドテラス一帯を使って開催されます。
ガラス好きの方は一日散策のつもりでお出かけになると楽しめると思います。

’15日本のガラス展〈代官山ガラスウィーク〉
2015年9月1日-6日(日)
11:00-19:00
ヒルサイドフォーラム・スクエア
東京都渋谷区猿楽町18-8
C棟ギャラリー・ヒルサイドバンケット
東京都渋谷区猿楽町29-10
E棟ロビー
東京都渋谷区猿楽町29-8
PACHON
東京都渋谷区猿楽町29-18
SPEAK FOR SPACE
東京都渋谷区猿楽町28-2SPEAK FOR B1,B2
ギャラリーR代官山
東京都渋谷区代官山9-1

お問い合わせは日本ガラス工芸協会へ
〒170-0002東京都豊島区巣鴨1-17-1-101
TEL.03-3947-1333
http://www.jgaa.net/

ダイクロガラスのかんざし

透過光と反射光で色が変わるダイクロガラス、最近このガラスで帯留やかんざしを制作しています。
帯留は白っぽい帯と黒っぽい帯で色が変わりますし、かんざしは見る角度で色が変わるので、挿している本人より周りの方からの「色が変わる~っ。」と反響が多いです。
今日の写真はちょっと変わった金具が見つかったので、表面にテクスチャーのあるダイクロガラスで制作したかんざしです。

ダイクロガラスの帯留はショップのこちらです⇒ http://www2.enekoshop.jp/shop/marblepocket/item_list?category_id=45643

パート・ド・ヴェールの石田家展覧会

一家でパート・ド・ヴェールに取り組む京都の石田家が銀座和光で展覧会です。
元々帯の図案家のお父様、石田亘さんがパート・ド・ヴェールの研究を始め、息子さんの知史さんが東京ガラス工芸研究所で専門的なパート・ド・ヴェールの技術を身につけ、お母様の征希さんを含めた親子3人で作品に取り組んでいます。
今回は手のひらにのる香合がたくさん並ぶそうです。
蓋物は上下のかみ合いなどぴっちり作るのが難しいものですから緻密な性格でないとできませんね。
DMの写真の通り緻密な世界の作品です。
柄付けもさすが、帯の図案家さんらしくどことなく和な感じ…
9月19日(土)14:00~知史さんと征希さんのギャラリートークがあるそうです。

手のひらの煌めき
石田知史・亘・征希 パート・ド・ヴェール作品展

2015年9月18日(金)-27日(日)
10:30-19:00(最終日17:00)
和光ホール
〒104-8105東京都中央区銀座4-5-11和光本館6階
TEL.03-3562-2111
www.wako.co.jp

一條朋子さんの帯留実践編

月曜日のブログでご紹介した一條朋子さんの帯留、本日行ってきた新橋演舞場で素敵なコーディネートにつけていらっしゃる方発見!
お写真撮らせていただきました。
ブルーの絽のおきものに白い帯、水色の三分紐に透明のひょうたん帯留が何とも涼やか~♪

マーブル・イン・ザ・ポケットのWEBショップでお取扱いいたしておりますよ。
お値段は6,480円(税込価格)
一條朋子さんのページはこちら⇒ http://www2.enekoshop.jp/shop/marblepocket/item_list?category_id=46223

秋の実店舗イベント日にち決定

マーブル・イン・ザ・ポケットはWEBショップですが、年に2回春と秋に「実店舗」イベントを開催しています。
そう、実際に手に取って選べて買える展示会です。
そろそろ秋の催事の準備をせねばという事で、この秋は10月24日(土)~11月1日(日)に開催を決めました。
これから作家さんたちに出品のお願いをして、メンバーが決まったらDMハガキをデザインして入稿、印刷が上がったら各作家さんに搬入要項と共に何十枚か束で送る。
お客様へは宛名印刷して(1000枚以上あるので結構1日がかり)、開催1週間前あたりに発送です。

新規に郵送ご希望の方はショップお問い合わせフォームより郵送先をお知らせくださいね。
発送は10月中旬になります。
お問い合わせフォーム⇒ https://secure2.enekoshop.jp/shop/ContactForm?cid=994e1b1a58ed13dbf6a03917fdb966ca520d1f7f&shopid=792&lc=0

夏季休業と新着作品

本日と明日、ガラスのお店マーブル・イン・ザ・ポケットは夏休みをいただいています。
この間のご注文は12日(水)発送になります。
ご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。

写真は昨日掲載した一條朋子さんの新着作品、ひょうたんの帯留です。
まだまだ薄もの時期は半月以上ありますから、こんな楽しい帯留のコーディネートでお出かけしてみませんか?
お値段は6,480円(税込価格)
かんざしや帯飾りも届いています。
一條朋子さんのページはこちら⇒ http://www2.enekoshop.jp/shop/marblepocket/item_list?category_id=46223

8月のガラスの寺子屋参加者募集中です

2013年2月11日から ウチのガラススタジオで定期的に開催されている「ガラスの寺子屋」、今年に入ってからは良い講師の方との出会いがあったらという事でペースはゆっくりですがクォリティの高い講座を開催中です。
主宰されている井上典子さんが16日頃には退院されますが、入院中で受講者募集活動ができないためこちらのブログでお知らせいたします。

8月30日(日)15:00~18:00開催。
ガラスの寺子屋は基本的にガラス作家対象ですが、一般の方もご受講いただけます。
今回は素敵なレストランや料亭の器を扱う業務用の器の会社の方からのお話です。
器好き必見ですねっ!
ガラスの寺子屋過去の記録はこのブログ画面右側ちょっと下のカテゴリーから「ガラスの寺子屋」をクリックしてくださいね。

下記、井上典子さんのガラスの寺子屋よりコピペっ!
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『ガラスの寺小屋・第17回』の参加者募集
最近、家庭用でも業務用でもガラスのうつわが
一般的に使われるようになってきました。
”うつわ”は使うものですから、サイズ、形、重さなど
実用的な用途性、機能性が大事です。
業務用の場合は、そのニーズはシビアです。
ということで
今回は長年、有名な料理店、レストラン等に業務用の食器を
販売してこられた、株式会社山口陶器店 社長 山口 司さん
に講師をお願いしました。
山口陶器店さんは、築地の場外市場近くにある会社で
http://www.yamaguchitouki.jp/index2.html


国内はもとより海外でも活動されています。
ガラスの食器にも注目されていますので
業務用食器に求められる内容、
国内外動向などをお話ししていただきます。
前半レクチュア、後半講評です。
講評希望の方は、作品をご持参ください。
日時:8月30日(日)午後3時〜6時
参加料:2000円
場所:狩野グラススタジオ
http://www.glassartclass.com/addressmap.htm


註:最小催行 20人
参加ご希望の方は、kai@earth.email.ne.jp 井上まで
メールでお申込み下さい。
講評をご希望の方は、その旨お知らせください。
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さて、井上さんですが、一昨日お見舞いに伺いましたところ、だいぶん回復されていていろいろおしゃべりしてきました。
相変わらずの酷評ぶりで、病院食のひどさを解説してくださいました(笑)