ガラス探検隊

ガラスの寺子屋第11回報告


ガラスの寺子屋は開催2年目に入りました。
今回から実践的な講座にしようという事で、ワークショップを交えた講座になりました。

ガラスの寺子屋主宰の井上さんが「展覧会のDMは大切なのよ!行かなきゃって思わせるDMでないとダメ!」と力説されるので、「自分の作品を、魅力的にアピールする」方法を学ぶ3講座を企画。

DMと言うのは展覧会の開催をお知らせする広告メディアの一つです。
そもそも広告と言うのは宣伝する商品の機能や効果効能を知り、その商品を競合他社製品と比較し、優れている所を導き出し、その商品のターゲット(買ってくれる人)は誰なのかを決め、その人たちに響くビジュアルと言葉で宣伝しないといけません。

と、いう事でこれをガラス作家の作品に置き換えて、まずは自分の作品のセルフブランディングをする講座を開きました。

講師は長年広告業界に身を置いていた私の人脈を駆使してお願いいたしました。
自分を知って、人生をデザインするワークを提供するJ-BRANDING主宰の竹内春海さん。

(株)博報堂、Ogilvy&Matherでコミュニケーションとブランディング分野で20年以上の経験をもつエキスパートです。

そして電通ヤング&ルビカムとOgilvy&Matherで人間の行動奥深くに存在する潜在的意識(インサイト)を探り、マーケティングに生かす現在フリーランスのマーケティングプランナー福島朋子さん。

「ブランディング」についてのスライドレクチャーの後、実際に自分のブランディング、そしてプレゼンテーションの方法を学びました。
「ブランド」と聞くと海外有名ブランドを思い浮かべると思いますが、実は一人一人の「自分らしさ(持ち味)」の事です。

雑誌の気になるページを切り抜いて、皆の前で発表。

その時人は自分をどう見ているのかという事を知り、「自分ブランドシート」を制作。

人から自分がどう見られているのかって意外とわかっていないものです。


そしてペアを組んで自分の作品の売り先を設定し、「【自分ブランドを売る】シート」作成。

このシート、自分がどういう考え方の作家なのか、ターゲットは誰なのか、どういうコンセプトで作ったのか、どんな方法で作ったのか、何を表現しているかなど、プレゼンテーションに必要な内容としゃべる段取りが構成されています。

この講座、皆さん「何するんだろう?」と最初は不安と疑問だらけの状態でしたが、実際に全員プレゼンテーションしたところ、皆さんちゃんとまとまった発表が出来ていましたよ。
ワークショップの後は「自分ブランド」をどう活用するのかの講義。

講座終了後の感想でも、「頭の中が整理できた」「断片的に思っていたことがつながった」「自分の作る作品の方向がわかった」「目からウロコでした」などかなり効果があったようです。
この講座一人一人発表したり、考えたり時間がかかるので110人で2日間開催、15時間以上かかりましたが、参加者的にはあっという間の時間でした。

次回4月はこの「自分ブランド」をどのようにDMに活かすのかを学ぶ「作品撮影とデザイン」です。

お申込みは井上典子さんまでhttp://inoten.exblog.jp/
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