ガラス探検隊

切子と写真のコラボ展

切子作家の堀口徹さん、コンテンポラリーな作品で切子界に一石を投じている存在です。
そして彼の作品を撮り続けているフォトグラファー馬場道浩氏との2人展です。
馬場氏、物撮りから人物までこなし、今や週刊朝日の表紙も撮られている大御所(?)ですが、実は私とは同じ大学の同級生で親友です。
ガラスと写真のコラボ展なんてなかったと思います。
展覧会タイトルもしゃれてます~。
切子の技法は、回転するヤスリにガラスを当て、ガラスを削っていく「カット」というカテゴリーです。
写真もシャッターを押して場面を切り取ることを「カット」と言います。
う~んなんだか素敵な展覧会になりそうですねっ!

「Cut X Cut 」
写真家馬場道浩 江戸切子作家三代秀石

2014年9月18日(木)-27日(土)
11:00-19:00
(最終日17:00)
ルアン銀座ギャラリー

〒104-0061東京都中央区銀座8-10-2 ルアンビルB1
TEL:03-3573-3311

狩野智宏展搬入

昨日、今日と狩野智宏個展の為の搬入です。
重い展示台と重いガラスを運び、設置…もちろん助っ人3人お願いしました。
私は受け付けのセッティングと看板のセットなど。
忘れ物や足りないものを取りに工房とギャラリーの往復5回ぐらいしてしまい、昨日はかなりの運動量でした。

いよいよ明日スタート。
明日の17:00より鼓みかさんのクリスタルボウルの演奏がありますよ。

狩野智宏展 cosmogony-進化
2014年9月11日(木)-30日(火) 11:00-19:00
元麻布ギャラリー
〒106-0045東京都港区元麻布3-12-3
TEL.03-3796-5564

制作への思いは⇒ http://vimeo.com/58942016

ガラスのアクセサリー展

酸素バーナー技法の作家さんのアクセサリー展です。
ガラスの中にビタミンカラーのお花が咲いています。
これからのセーターの季節にも合いそうなペンダントトップですね~。

稲山貴栄 ガラスアクセサリー展
2014年9月10日(水)-16日(火)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

佐藤幸恵さん個展

ガラスの寺子屋にも参加されている佐藤幸恵さんが個展です。
鋳造ガラスの作品ですね。
ガラスと金属を組み合わせた実験的なオブジェです。
ハガキの案内を読むと、なんだか哲学的な展示になるようですよ。

アイダヲ辿ル 佐藤幸恵個展
2014年9月6日(土)-10日(水)
11:00-18:00
Arts & Crafts Gallery 日向堂
〒112-0014東京都文京区関口1-30-9
TEL.050-3690-4873
http://www.hinatado.com

皆川禎子さん個展

ガラスで繊細な虫たちを制作されている皆川さんが個展です。
DMの写真はアリンコですね。
写真では大きさがわかりませんがきっと小さくて触覚も細いのだと思います。
会場のギャラリーもちょっと変わった一軒家、話し込むとついつい長居してしまうところです。

蘭の船で旅をする-皆川禎子ガラス展
2014年9月6日(土)-15日(月)
12:00-18:00(木曜休み)
gallery O2
〒143-0025東京都大田区南馬込4-9-1
TEL.03-5709-1050
http://galleryoii.exblog.jp/

田上惠美子さんグループ展参加

田上惠美子さんからご案内いただきました。
ガラス専門のギャラリーカラニスでのグループ展に参加されます。
会期が始まってからのご紹介になってしまいましたが、9日までですので是非お出かけください。
田上さんは非常に美しい蜻蛉玉をつくられる方、見ごたえがあります。
グループ展メンバーを見ましたら、飯塚亜裕子さんも参加されていますね。
こちらは鋳造ガラスの作家さんです。

Autumm in glass 秋ノ作品展
2014年8月25日(月)-9月9日(火)
10:00-18:00(最終日17:00/日曜日休廊)
GLASS GALLERY KARANIS
〒107-0062東京都港区南青山5-36-10FROM 1st.2F
TEL.03-3106-1440
http://www.czj.jp/karanis

ガラスの寺子屋第14回報告

今回のガラスの寺子屋は、参加メンバーの方から「同年代で活躍している人の話を聞きたい。」というリクエストで、家具、プロダクトからインテリアデザインまで幅広く手掛ける1981年生まれの若手デザイナー小林幹也さんでした。
穏やかで落ち着いた物腰から誠実な人柄を感じました。

「まずは僕の好きなものを。」と、好みを知るとどんな人かわかるのでということで、パソコンできれいな画像でご紹介いただきました。
ハンス・ウェグナーのCH20という椅子が好きなこと、旅行が好きなこと、ほんとはサッカー選手になりたかったことなど。

小林さんの物作りは自分の生活の中からや周りの人たちの話などから「あったらいいな。」と思うものをつくられていて、特別マーケティングのような調査はしていないそうです。
瞬間的にいいなと思うことを、観察したり検証したりして形にしていく作業なのだそうです。

その例として、「TATE OTAMA」はまさに立つお玉で、一人暮らしの頃の台所が非常に狭く、まな板も流しに渡さないと調理ができず、お玉を置く場所がない状態。
かといって、お玉を鍋に入れっぱなしは蓋が開いてしまうのでイヤ…というところからの発想で、お玉が自立して立っていたらいい!

ということでこの立つお玉は富山のコンペでグランプリを取りました。

そのほかにも手がけたプロダクトやカリモクの家具などの制作工程や、職人さんとのやり取りを楽しそうにお話しいただきました。
どのプロジェクトも時間をかけて打ち合わせ、試作を繰り返し、丁寧につくられたエピソードがありました。

そしてどれも華美ではなく、スッとさわやかにたたずむような存在感のデザインです。

ご本人もおっしゃるように「もっと地味でデザイナーの存在感がしないモノを作りたい。」とのこと。

今回はなんとお土産付!
小林さんが24歳の時にデザインした「UKIHASHI」というお箸。

写真のように置くと先端が浮いていて箸置きが必要ではないのです。


でも、ご本人は「箸置きをなくしたいわけではなく、箸置きをデザインしている。」と、考え方の切り口が違うんですね…なるほど~。

このお箸、ドイツのIFデザインアワードで金賞を受賞し、国内外で5060万本売れているそうです。

ガラスの寺子屋主宰の井上典子さん発起人で、昨年9のガラス工房がインテリアライフスタイル展に出展しましたが、この時建築家やデザイナーと組んで「ヒカリ」をテーマに作品をつくりました。
この企画で小林幹也さんと組んだのは岸本耕平さん。

今回は岸本さんもご参加いただき、この時のエピソードなどお二人にお話しいただきました。

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人の作った「ヒカリ」は何と商品化され、今年年末か来年年明けデビューだそうです。
楽しみですね~。

立つお玉など、手がけた作品が見られる小林幹也さんのウェブサイトはこちら⇒ www.mikiyakobayashi.com

さて、次回の寺子屋は1013日ガラス作家のノグチミエコさん、ガラスをビジネスとして成功させている方から「ガラス工房の運営」について伺います。
お問い合わせ、お申し込みは井上典子さんまで
http://inoten.exblog.jp/

Facebookでも告知いたします https://www.facebook.com/Glassnoterakoya?ref=profile


ガラスの三人展

グラスホッパーギャラリーさんからお知らせいただきました。
鋳造技法やバーナーワークなどガラスの技法もそれぞれの女子3人のグループ展ですね。
この夏もガラスの展覧会をたくさんご紹介してきましたが、もう9月になってしまうのですね…

大沢ひとみ・濱香奈子・谷口知惠子 ガラス三人展
2014年8月30日(土)-9月6日(土)
11:00-19:00(最終日17:00)
グラスホッパーギャラリー
〒152-0001東京都目黒区中央町2-6-1ノア学芸大学1F
TEL.03-5724-7098
http://www009.upp.so-net.ne.jp/grass-hopper/

日本ガラス工芸協会会員22名の展覧会

マーブル・イン・ザ・ポケットの取扱い作家、中川晃さんからお知らせいただきました。
日本ガラス工芸協会(略して「ガラキョウ」ってガラス業界では呼んでいます)会員22名が参加する展覧会です。
山田輝雄さんも参加ですし、ほかにも知った方々いっぱいです。
技法もさまざま、楽しめると思います。

GLASS◎今日展 挑戦するガラス
2014年8月27日(水)-9月2日(火)
10:00-19:00(最終日16:00)
日本橋三越本館6階アートスクエア・工芸サロン
〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL.03-3241-3311

由水常雄さん個展

ガラスに関しての研究者でもある由水常雄さんが個展です。
ガラスの起源は古代メソポタミア時代と言われておりまして、当時は鋳造の技法でした。
その後、吹きガラスが発明されると量産に向かないこの鋳造技法はその歴史の中で忘れ去られてしまいます。
そして、アールヌーボー時代にフランスで再現され花開きますが、再び量産重視の時代になってくるとその制作工程を工房が門外不出としていたため、また制作工程がわからなくなってしまいます。
「幻のガラス技法」とも言われるこの技法、現代ではガラス教育でも教わることはできますが、メソポタミア時代と全く同じ作り方かどうかは誰にもわかりません。
そんな技法で制作された由水さんの作品、歴史的背景も含め是非ご覧ください。
23日(土)16:30-18:00「古代ガラスの技法について」講演会がありますよ。

由水常雄・ガラス作品展
2014年8月23日(土)-31日(日)
11:00-19:00(25日月曜日休廊)
銀座 一穂堂
〒104-0061東京都中央区銀座1-8-17伊勢伊ビル3F
TEL.03-5159-0599
http://jp.ippodogallery.com