一昨日はガラスの寺子屋第10回でした。
早いものです、昨年の2月から開催されたガラスの寺子屋も1年がたち、10回目を迎えました。
今回はアートプロデューサーの清水敏男さんが講師。
清水さんは水戸芸術館や東京都庭園美術館などの美術館勤務とその後の海外生活を経て、海外を含めてのグローバルなアート市場を把握していらっしゃる方です。
近年はパブリックアートの分野で街にアートを入れ込む為のディレクションとプロデュースをされており、東京ミッドタウン全体のアートプロデュースを手掛けたことでも、ご存知の方が多いと思います。
講義の最初は「美術」と「アート」の概念の違いなど、スライドで解り易く解説いただきました。
「美術」と言う言葉は明治時代になって生まれた言葉で、「美術」と言うカテゴリーが出来た為に「工芸」と言うカテゴリーが構築されたこと、またここ20年の間に「アート」と言う言葉が、絵画彫刻を指して言う「美術」からもっと広い芸術を束ねる言葉として広く使われるようになってきたことなど1時間にわたってお話しいただきました。
ガラスの寺子屋の講義は3時間ですが、後半2時間は今回のスペシャル企画!
この講座受講生募集の時からお知らせいたしておりましたステキな計画がございました。
今、清水さんが手がける港区の某施設のアートワークの作品提案に、このガラスの寺子屋受講生の中から必ず1人は提案して頂けるという事で希望者はこの日、自分の作品を清水さんにプレゼンテーションすると言う企画でした。
そんなこともあり、マックス30人の受講生募集の所、36人の受講生、プレゼンテーションには29人が参戦!
来場も岡山、名古屋、金沢など、地方の作家さんも参加、技法もガラスにとどまらず陶芸、漆芸、現代アートの作家さん達がすし詰め状態の熱い場でした。
一人2分の持ち時間でプレゼンテーションして、清水さんからの質問に答えると言う方式。
そうそう、ガラスの寺子屋4回で学んだ自分のやっていることの「言語化」実技でしたよ。
後半2時間の予定が当然オーバーし、とっぷり暮れてからの終了でしたが、清水さん的には気に入った作品が思った以上にあったようで、この場ですぐには決められないので今月末にお知らせしてくださいます。
ガラスの寺子屋では講座が終わった後、おつまみとお酒持ち寄りで懇親会をしています。
今回は講師の清水さんも残って参加してくださいまして、その時聞き出した情報によりますと、どうやら彼の中では5点ほど候補にあがっているようです。
月末の発表が楽しみです。
さて、ガラスの寺子屋2年目に突入に当たり、2月はお休み。
次なる寺子屋は更にバージョンアップした内容を井上典子さんが企んでおります。
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